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ゼラチンは食べられる?ビーガンやベジタリアンとゼラチンの関係

食の多様化で様々な食のスタイルが取り入れられるようになってきています。そのなかでビーガンやベジタリアンを選択する人も少くなくないでしょう。そんなビーガンやベジタリアンには多くの食べられないものがあります。

しかし、それが思わぬものに含まれていることは、あまり知られていないかもしれません。今回取り上げたいのはゼラチンです。ゼラチンとは何なのか、そしてビーガンやベジタリアンにもたらす影響について紹介したいと思います。

ビーガンとは?ベジタリアンとは?

麦畑

そもそもビーガンやベジタリアンとは何でしょうか。ベジタリアンとは、動物性の食べものを食べない人たちの総称です。ベジタリアンはカテゴリーのようなものであり、その中の一つがビーガンと言えるでしょう。

そんなビーガンは動物性の食べものの肉や魚以外にも食べられないものがあります。なぜならビーガンでは動物の搾取に繋がるものを食べないのです。それにあたるのが卵や乳製品です。このようにビーガンでは、他のベジタリアンと同様に肉や魚などが食べられないだけでなく、それに加えて卵や乳製品が食べられないのです。

ベジタリアンの種類については、こちらの記事で紹介しています。

ゼラチンとは

それではゼラチンとは何なのでしょうか。私たちがゼラチンを見る場合には、既に粉となっているため、それが何であるかわからないかもしれません。そんなゼラチンは動物由来のものです。そもそもゼラチンの元となっている動物の骨や皮に含まれるコラーゲンです。そのコラーゲンに熱を加えて抽出したものがゼラチンなのです。

それは食用だけでなく、例えば、薬のカプセルなどの医療用であったり、写真のフィルムなどの工業用にも利用されています。そのためゼラチンは食用も含めて幅広い用途に利用されるものなのです。

幅広い食品に利用されるゼラチン

食用としてのゼラチンですが、様々な料理や商品に使われているため驚かされるかもしれません。まずはゼリーやグミなどで、これはゼラチンの用途としては、思い浮かべやすいでしょう。ですが、それ以外にも、ヨーグルト、アイスクリーム、そしてスープなどにも利用されているのです。

ヨーロッパ諸国ではベジタリアンやビーガンが増えてきており、ゼラチンを使わない商品が求められるようになってきています。そのため、こうした商品では、ベジタリアンやビーガン対応のものに置き換えられているものが多くなっています。

一部のビーガン用商品では置き換えられているゼラチン

ビーガン対応グミ

例えば、ドイツでは日本と同様にグミが人気の商品となっています。そんなグミにはゼラチンが利用されているため、植物性素材を使ったグミも発売されています。以前は取り扱うメーカーも少なかったのですが、現在では複数のメーカーが取り扱うようになり、ビーガン対応のグミで競争が起きているほどです。

また、こうした商品ですが、特別な店舗などで取り扱うわけでなく、一般的なスーパーマーケットなら、どこでも販売しています。そのため少なくともグミに関して言えば、簡単にベジタリアンやビーガン対応の商品は購入できるようになりました。

植物性の素材を使ったグミのレポートはこちらです。

ベジタリアンやビーガンならゼラチンに注意

ベジタリアンやビーガンでは、動物性の原材料を食べることができません。そしてゼラチンはそれにあたります。そんなゼラチンは多くの商品に利用されるもので、その使用を簡単に見分けることができません。ですので、もしベジタリアンやビーガンの人に何かを渡す、もしくは食事を提供するのであれば、それがゼラチンを含んでいるか気を付けるようにしましょう。

またゼラチンの代用品を使った商品などは、海外では一般的なものとなっています。今後こうしたものが日本でも普及していくことでしょう。そして動物性の素材に頭を悩ませることは少なくなるに違いありません。

ヴィーガンについては、こちらの記事で紹介しています。