ラーメンと言えば、何味を思い浮かべるでしょうか。多くの人が味噌、醤油、豚骨味を思い浮かべるでしょう。そんな定番の味とも言える豚骨ですが、ベジタリアンやビーガンの人は食べることができません。なぜなら豚骨スープは豚の骨から作られており、肉や魚を食べられないベジタリアンやビーガンには食べることのできないからです。
しかし、そんな豚骨ラーメンをビーガンやベジタリアンに対応させた驚きの袋ラーメンがあるのです。今回はそんな豚骨ラーメンがどのようなものになっているか紹介したいと思います。
気軽に食べられる袋ラーメンでベジタリアン・ビーガン対応
最近の食の多様化によって、ビーガンやベジタリアンなどのスタイルを選択する人が増えてきています。このような食のスタイルの変化に対応して、ラーメンのチェーン店ではベジタリアンやビーガンに対応したものを販売するところも出ています。
その一方で、外食ではなく自宅で手早く作れる袋ラーメンでもベジタリアンやビーガン対応のものが発売されているのです。しかもそれはベジタリアンやビーガンで食べること不可能とも言える豚骨ラーメンです。そんな袋ラーメンを販売しているのは、老舗のメーカー都一です。
老舗製麺会社の作るビーガン・ベジタリアンラーメン
都一は創業1930年の90年以上の歴史を持つ製麺会社です。ラーメン、うどん、焼きそばなど様々な種類の麺を製造しており、麺製造に力を注ぐ老舗のメーカーなのです。今回紹介する袋麺には醤油、味噌味もあり、いずれもベジタリアンやビーガンに対応しています。そのためラーメンを食べたい肉や魚を食べられない人にとっては、お勧めのメーカーと言えるでしょう。
そんな本商品に書かれているのは「とんこつ風ラーメン」。そして動物由来原材料不使用とも書かれています。つまりとんこつラーメンに似せた、植物性原材料のラーメンということになります。
動物性原材料を使わない「とんこつ風ラーメン」
「とんこつ風ラーメン」に含まれているのは乾麺と液体スープです。乾麺はスープの絡みやすいちぢれ麺です。一般的な袋麺では、油で揚げているタイプのものが多いですが、こちらは都一が製造特許を持つ方法で作られるこだわりの麺です。
液体スープの内容をチェックすると、含まれているのは「植物油脂、しょうゆ、食塩、キャベツエキス、みりん、さとう、ガーリック、ジンジャー、オニオン、そして調味料」となっていました。全く動物性の原材料を使うことなく、一般的に使われるような原材料でとんこつ風味の味を実現しているようです。
簡単な調理法
今回のビーガンに対応した「とんこつ風ラーメン」ですが、その調理方法はいたって簡単です。調理に必要となるのは鍋一つ。調理法も熱湯で麺を茹でて、茹で上がったら、液体スープを加えて、少し煮立てれば完成です。
他の袋ラーメンの調理法と異なるのは、その茹で時間です。他の都一の袋ラーメンと同様に、長めの茹で時間が必要となります。というのも、自慢の麺が乾麺であるため、6分の茹で時間が必要になるのです。ただし、それ以外に調理法で一般のものと異なることはなく、他に気になることは何もありませんでした。
ベジタリアンフード、ビーガンフードでも、美味しいラーメン
「とんこつ風ラーメン」のラーメンを食べて感じたのは、とにかく美味しいということでした。自慢の麺はコシがあって、ちぢれ麺にスープが絡み、麺とスープのコンビネーションは完璧です。豚骨スープに似せたとんこつ風の味ですが、確かにインパクトのある味ではありませんが、あっさり目のとんこつ味に感じられ、特に不満を感じさせる味ではありませんでした。
簡単に言ってしまえば、普通に美味しいスープです。個人的には麺が特に素晴らしいので、普通のスープを補って、全体として美味しいラーメンになっていると思います。
ビーガンやベジタリアンなら必食のラーメン
最近ではビーガンやベジタリアンに対応した商品が増えてきています。しかし、ただ対応しているだけで、特に美味しいものが多いわけではありません。ですが、今回の「とんこつ風ラーメン」は、圧倒的に美味しく、ビーガンやベジタリアンに対応している以上に、美味しいいことが本商品の特徴になっています。
もしビーガンやベジタリアンで、とんこつラーメンを食べたないなら必食のラーメンです。これなら絶対に満足できると思います。
ビーガンについては、こちらの記事で紹介しています。