ベジタリアンには様々な種類があります。その中には聞き慣れないものがあるかもしれません。それはオボベジタリアンとラクトベジタリアンです。それは、ベジタリアンの種類ですが、一般的なベジタリアンと共通点もあれば、異なる点もあります。そして、その異なる点を間違えると、大きな間違いとなるかもしれません。
また、この二つのベジタリアン には、卵と乳製品が関連しています。そこで、こちらの記事では、そんなオボベジタリアンとラクトベジタリアンについて、そして卵と乳製品とそれらの関係を解説したいと思います。
卵を食べられるオボベジタリアンとは
オボベジタリアンとはベジタリアンの一種です。そもそもベジタリアンは菜食主義と呼ばれており、肉や魚を食べません。オボベジタリアンはベジタリアンであるため、もちろん食べることはないのです。オボとは「Ovo」でラテン語で卵を意味しています。そのためオボ ベジタリアンは卵を食べるベジタリアンなのです。
なおベジタリアンは、動物の肉を食べませんが、卵については食べる人と食べない人が分かれます。なぜなら卵は食用となるものの多くは無精卵であり、命を持ちません。また、そんな卵を食べることで、魚のように親の命を奪わないからです。いずれにせよ、卵を食べることで考えが分かれるため、卵を食べるベジタリアンはオボ ベジタリアンと呼ばれるのです。
乳製品を食べられるラクトベジタリアン
ラクトベジタリアンも、同じくベジタリアンの種類の一つです。そのため、こちらもオボ ベジタリアン同様に肉や魚を食べることはありません。ラクトとは「lacto」で、ラテン語で、乳製品を意味する言葉です。その名前の通りラクトベジタリアンは、他のベジタリアンと異なり乳製品を食べます。そのため乳製品を摂らないベジタリアンと区別するためにラクト ベジタリアンと呼ばれているのです。
なお乳製品を摂りますが、卵を食べるわけではなく、ラクト ベジタリアンは、肉や野菜、そして卵を食べず、乳製品を摂るベジタリアンであることを覚えておくと良いでしょう。
卵も乳製品も食べられるラクトオボベジタリアン
このように、ベジタリアンの中には卵を食べるオボベジタリアン、そして乳製品を摂るラクトベジタリアンがいます。そして、さらに卵や乳製品を摂るラクト オボ ベジタリアンがいるのです。ラクト オボ ベジタリアンはヨーロッパや北アメリカのベジタリアンの多くがそうだと言われています。
もちろん、最も重要なのは、相手がベジタリアンであると言った時に、それが卵を食べれるオボ ベジタリアンなのか、乳製品を摂れるラクトベジタリアンなのか、それとも卵も乳製品も大丈夫なラクト オボ ベジタリアンなのかです。これによって提供する料理なのか大きく変わるので気をつけましょう。
卵も乳製品も食べられないビーガン
このようにベジタリアンは卵や乳製品が食べれるかどうかで区別されます。そんなベジタリアンで忘れていけないのはビーガンの存在です。ビーガンは、ベジタリアンの一種ですが、動物の搾取を避けるために、食べれる食べ物に制限があるのです。そして、肉や魚と同様に卵や乳製品を食べないのです。
その理由は、そもそも卵や牛乳などの動物の乳は人間のためのものではないため、それを動物から取り上げる形となり、それは動物の搾取となるからなのです。
まとめ
ベジタリアンと聞くと、肉や魚を食べられないことを思い浮かべますが、実はそれ以外にも食べられないものがあるのです。またベジタリアンは、大きなカテゴリーのようなもので、実際には、その中に様々な種類があります。ベジタリアンに含まれるものは、肉や魚を食べられないことで共通点はありますが、異なる点もあるのです。その異なる点となるものが、卵や乳製品が食べられるかどうかです。
これはベジタリアンの種類でわかるので、ベジタリアンと聞いたら、どのベジタリアンか確認すると、提供できる食事などがわかります。ぜひ、こうしたことに気を付けましょう。