フレキシタリアンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。初めて聞いた人も少なくないでしょう。そんなフレキシタリアンですが、その名前がベジタリアンに似ているように、ベジタリアンに関連しているものです。そして最近の食生活の多様化によって広がりつつある新しいスタイルなのです。
しかしフレキシタリアンがどのようなスタイルなのかは、あまり知られていないでしょう。そこで、こちらの記事では、そんなフレキシタリアンについて、解説したいと思います。
目次
フレキシタリアンとは
ベジタリアンやビーガンは長い歴史を持つものですが、フレキシタリアンは21世紀に入って定着した、まだ歴史の浅いものなのです。そんなフレキシタリアンですが、フレキシブルとベジタリアンを組み合わせた造語です。
まだ新しいスタイルのベジタリアンのスタイルであるため、厳密な定義やルールがあるわけではありません。ですが、一般的にはベジタリアンのように肉や魚といった動物性の食事を避けつつ、週に一度肉や魚を食べるように、時折肉や魚を食べるスタイルとされています。
フレキシタリアンとベジタリアンの違い
ベジタリアンとフレキシタリアンは、どんな違いがあるのでしょうか。そもそもベジタリアンにはビーガンやフルータリアンといった様々なスタイルがあります。そのためベジタリアンは大きなカテゴリーと言うことができるでしょう。
そんなカテゴリーとしてのベジタリアンには共通する特徴があります。それは肉や魚といった動物性の食べ物を摂らないことです。フレキシタリアンは頻度が少ないとはいえ肉や魚を食べることから、ベジタリアンのカテゴリーに属していません。そのためセミベジタリアンと呼ばれているのです。
ベジタリアンの種類については、こちらの記事で紹介しています。
セミ・ベジタリアンとは
そもそもセミベジタリアンとは、ベジタリアンではなくベジタリアンに似たものです。そのためベジタリアンが菜食主義者と呼ばれるのに対してセミベジタリアンは準菜食主義者と呼ばれています。
セミベジタリアンに属するものには、ペスカタリアンやポーヨーベジタリアンがあります。ペスカタリアンは肉を食べませんが、魚を食べることができます。ポーヨーベジタリアンは魚や鶏肉以外の肉は食べませんが、鶏肉食べます。
このようにセミベジタリアンはベジタリアンに似ていますが、肉や魚を全く食べないわけではないのです。
ゆるベジタリアン
日本ではフレキシタリアンをゆるベジタリアンと呼ぶこともあります。それはゆるいベジタリアンという意味です。ベジタリアンとなると様々な制限があります。また、それによって栄養の偏りも出てくるでしょう。
しかしフレキシタリアンを選択することで、そうしたことを避けることができるのです。そのためフレキシタリアンは、無理なく気軽に始められるベジタリアンとして選択することができるでしょう。
フレキシタリアンのまとめ
最近では食の多様化が進み、ベジタリアンやビーガンを選択する人もでてきています。しかし、ベジタリアンやビーガンには様々な制限があり、始めることが簡単でなければ、続けることも簡単ではありません。
だからこそ、今多くの人がフレキシタリアンというスタイルに注目しています。もしベジタリアンやビーガンに興味があるのであれば、ぜひフレキシタリアンから試してみてはどうでしょうか。
ベジタリアンでは意外なものを食べることができません。そのためフレキシタリアンを選択する人もいます。そんなベジタリアンが食べられない意外なものについては、こちらの記事で紹介しています。
フレキシタリアンはセミ・ベジタリアンと言われていますが、そんなセミ・ベジタリアンについては、こちらの記事で紹介しています。