ビーガンの人は食べれるものを探すのに困ることもあるでしょう。ビーガンでは動物性の食べ物だけでなく卵や乳製品を食べることができません。そのため食品に動物性由来の原料が含まれているかどうかが、とても重要なのです。
スーパーマーケットで気になる食品を見つけても、原材料を確認して、購入することを諦めた経験がある人は少なくないでしょう。そのためビーガン対応食品はビーガンの人々にとって重要なのです。
そこで今回紹介したいビーガン食品はビーガン向けのスナックです。間食にスナックを食べることもあるでしょう。だからこそビーガン対応のスナックは充実した食生活には必要なアイテムです。今回は、そんなビーガン向けスナックの味などについてレポートしたいと思います。
オーガニックのレンズ豆のチップス
今回紹介するのはドイツの会社KoRoが製造する「Bio Linsenchips mit Meersalz」。オーガニックのレンズ豆のチップスです。なぜ今回あえてドイツの会社を選んだかというと、ドイツは多くのビーガン向けの商品が販売されているからです。
ドイツでは人口の3.2%がビーガンと言われており、ビーガンの消費者は決して少なくないのです。そのため単なるビーガン向け商品では、厳しい競争を勝ち抜くことはできません。今回紹介するKoroは2014年に創業した会社です。会社のモットーとして掲げるのは、美味しくて安全な商品。その特徴は多くの人に支持され、最近ではスーパーマーケットで見かけるようになリました。
ビーガンフード(ビーガン対応)、グルテンフリー、風味増強の調味料不使用、天然素材のビーガン食品
今回取り上げるオーガニックのレンズ豆のチップスですが、ビーガン以外にも重要な特徴があります。パッケージの裏側にはその特徴が記載されています。それはグルテンフリーであること。次に風味を強めるための調味料を使用しないこと。そして塩は天然の海塩を使用していることです。
この特徴を見ると、動物性由来の原料は含まず、その上で健康に気を使った素材から作られていることがわかるでしょう。ちなみに100g当たりのカロリーは492kcalと、日本の大手メーカーのポテトチップスと比較すると、10パーセントほど少なくなっています。脂質は40パーセントほど少なくなっています。ただし塩分は2倍含まれていました。
人気の出てきたレンズ豆のスナック
塩気のあるスナックと言えば、多くの人がジャイモやトウモロコシを使ったものを思い浮かべるかもしれません。ドイツでもそれは変わらないのですが、最近ではレンズ豆を使っているものが増えてきています。
そもそもレンズ豆ですが、平たい形状から光学レンズに似ており、そのため光学レンズが名付けられたことでも知られています。このようなレンズ豆のチップスはヘルシーで健康的であると言われており、ジャガイモやトウモロコシが占めていたスナックの牙城を脅かしつつあるのです。
食感もよく美味しいスナック
こちらのビーガン対応のレンズ豆のチップスですが、食感が軽く、その上でサクサクしており、いかにもスナックという食感です。レンズ豆の味ですが、主張が強すぎることはなく、その旨味を楽しめました。脂質も少なめとあって、油の重さを感じることはありません。
1点だけ気になったのが塩分でした。ポテトチップスの2倍が含まれており、少し塩辛いかもしれません。途中までは何も感じませんでしたが、途中から喉に渇きを感じました。そのため映画館の喉が渇くポップコーン程度の塩辛さはあると思います。
ビーガンフード(ビーガン対応)を抜きにしても、「あり」なスナック
ビーガン対応ということで、他の商品と違いを感じられるかもと思っていましたが、それを感じることはありませんでした。違いを感じたのは、多少のしょっぱさで、それはドイツの日本の味覚の違いかもしれません。この商品を日常的に食べたいかと聞かれたら、私はありだと思います。
実際にドイツではビーガン対応にも関わらず、価格は一般のものとほとんど変わりません。ビーガン食品だから食べたいのではなく、美味しいから食べたいと思わせるスナックでした。個人的には「かなりあり」の商品でした。ですので、ぜひ一度たべてみてはどうでしょうか。きっとその美味しさにはまると思います。
「Bio Linsenchips mit Meersalz」
ビーガン向けのカップラーメンの食レポートはこちらの記事で紹介しています。