お店に行くと多くの種類のグミ(グミキャンディ)見つけることができるでしょう。最近では海外のグミも日本で販売されるようになり、その種類はさらに増えてきています。そんなグミですが、実は誰もが食べられるものではありません。
というのも、それに含まれる原料に動物由来のものがあり、ビーガンやベジタリアンの人は食べられないのです。そのためドイツではビーガンやベジタリアンに対応したグミが発売されています。
今回紹介したいのは、そんなビーガンに対応したグミです。それはドイツの会社「カッチェス」のグミです。
ビーガンやベジタリアンでは食べられない動物性の食材ゼラチン
驚く人がいるかもしれないのですが、ビーガンやベジタリアンの人は、一般的なグミを食べることができません。なぜならグミにはゼリーなどにも使われるゼラチンが使われているからです。
ゼラチンの元となるのはコラーゲンですが、そのコラーゲンは動物の骨や皮から作られているのです。原料の素材であっても、それが動物性のものであることには変わりません。見えるわけではないのでわかりにくいのですが、ビーガンやベジタリアンの人には食べられないものなのです。
ビーガンとベジタリアンについては、こちらの記事で紹介しています。
ドイツではビーガン対応のグミが人気
ベジタリアンやビーガンは日本では、まだまだ一般的とはいえないでしょう。しかしドイツでは既に一般的なものになりつつあります。歴史あるビーガンの団体「ビーガン協会」によれば、ドイツには260万人ものビーガンがいるそうです。それはドイツの人口の3.2%を占めており、都市部ではビーガン向けのスーパーマーケットがあるほどです。
もちろん、スーパーマーケットを作れるほどであるため、ビーガン向けの商品も種類も充実しています。そんな商品の中には、もちろんビーガンに対応しているグミもあるのです。
ドイツにあるビーガンを専門的に扱うスーパーマーケットは、こちらの記事で紹介しています。
「カッチェス」の植物性グミ
今回紹介するのはドイツの菓子メーカー「カッチェス」のグミです。ドイツでスーパーマーケットを訪れると、お菓子コーナーにはグミが売られている棚があります。そこで販売されている商品は、「ハリボー」と「カッチェス」がほとんどです。
「ハリボー」は世界で初めてグミを開発した会社で、世界で最もグミを製造する会社です。そのため「カッチェス」は「ハリボー」の牙城を崩すことはできませんでした。近年ではビーガンに対応したグミで存在感を示すようになってきているのです。
「カッチェス」のビーガン対応商品「Gluecks Herzen」(幸せのハート)
今回購入したのは「Gluecks Herzen」(幸せのハート)という商品。パッケージには「vegan」マークが入っており、動物性由来の原材料が不使用であることがわかります。もちろん原材料の項目にゼラチンは入っていませんでした。
グミは商品名が意味する通り、小さなハート型になっています。フルーツ味となっていて、それは6種類あります。イチゴ、チェリー、りんご、レモン、オレンジ、パイナップルと、スタンダートな味で、ドイツのグミにしては、王道の基本に忠実なものとなっていました。
美味しく食感も楽しめる植物性グミ
今回のグミですが、味も美味しく、「買うのは十分あり」なグミでした。味は一般のグミと大きな違いはありません。一番違いが出ているのは食感です。ゼラチンを使わないビーガン対応のグミを色々試しましたが、その食感は厳しいものが多いです。というのも硬くて粘度が高く、噛み切りにくく、口の中に張り付く不快なものとなっているのです。
ですが、こちらののグミは小さな形のため、食感はそれほど気になりませんでした。小粒なグミからこそ噛み切ることができ、小さい破片は口の中に張り付くことはありません。そのためグミに近い食感を楽しめるのです。
ビーガンフード(ビーガン対応)のものを探しているなら、お勧めのグミ
正直に言ってしまうと、ドイツで発売されているビーガンのグミは、味はともかく、その食感に致命的な問題が多いのです。ですが、こちらのグミは、それをあまり気にしなくて
も良いレベルまでになっています。そのため、個人的には愚民として楽しめる商品だと思います。もしビーガンのグミを探しているなら、ぜひこちらの商品を試してみてください。
ビーガンのスナックについては、こちらの記事で紹介しています。